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HOW TO PACK YOUR BACKPACK
パッキングの仕方


パッキングで大切なのは、本当に必要なものだけに絞ってパッキングすることです。とはいえ、必需品として省くわけにはいかないアイテムもいくつかありますので、楽しい山行とするためのパッキング方法を映像(英語版)で紹介していますので、ご参照ください。


では、楽しいパッキングと旅を!

LOADING THE PACK
荷重バランスとパッキングの仕方について -

「リュックサックのパッキングで最も重要なことは、余分な物を家に置いてくることです!一般的なルールとして、一般の成人は自分の体重の20~25%以上の重さのバックパックを長時間担がないで下さい。ドイツ国軍は33%で計算していますが、行軍が想像を絶するハードなものであることは、誰もが知っていることです。」
ベルント・クルマン (元CEO, 元ドイター・バックパック開発担当者)

パックの重心を肩の高さ付近で体に近づけることが理想的です。このようにすると、重心が身体の中央に来るため、パックで後に引っ張られることがありません。特にサイドポケットなどは、重量を均等に分散するようにします。揺れ、強風、水ぬれを防止するために、パックの外側にストラップで取り付ける物の数は最小限に留め、できるだけコンパクトに小さくします。容量の大きいリュックサック(約30リットル以上)の適切なパッキング方法は、

・コンパートメントの底に、シュラフ、ダウン製品、他の軽い物を入れます。
・衣料などやや重量のある物は、最上部から外側にかけて入れます。
・テント、食料品、分厚い上着などの重量物は肩の高さより高い位置、背中に近いところに入れます。
・小さく使用頻度が高い物は、簡単に取り出せるようにリッドポケットに入れます。

*荷重のバランスは一般的な登山・トレッキングを想定しています。クライミングなど、より険しいルート登山ではやや低めにします。このようにすることで前傾姿勢がとりやすくなります(下記「難易度の高いルート」参照)。

IN EASY TERRAIN
アップダウンの少ないルート


ハイキングや平坦な道では、荷物の重心を高めにします。

DIFFICULT PASSAGES
難易度の高いルート


岩稜帯やアルパインルートでは、荷物の重心をやや低めにし、身体の重心を近くにします。このようにパッキングすると、前傾姿勢がとりやすくなるために、重心が高い場合と比較するとバランスを取りやすくなります。

HOW TO FIT AND ADJUST YOUR BACKPACK
フィッティングの仕方について

道中快適に背負い続けていただくためには、正しいフィッティングをしていただく必要があります。
適切なフィッティングは荷物の重量感を軽減してくれます。

以下をお読みいただき、ぜひ楽しい旅を!

1. すべてのストラップを緩めましょう
実際の重量と同じになるようにバックパックに荷物を詰めます。
すべてのストラップを緩めてから、バックパックを担ぎます。

2. ヒップベルトを腰骨の上に
ヒップベルトの中央が腰骨の上にくるようにして締めます(図2参照)。
ベルトの位置が高すぎると→胃が締め付けられる可能性、
ベルトの位置が低すぎると→ヒップフィンによるこすれが起こる恐れがあります。

3.  ショルダーストラップを締めます
次にショルダーストラップを締めますが、このときに締めすぎないようにします。
重量の大部分がヒップベルトの方にかかるようにショルダーストラップは調節してください。

4. ショルダーストラップの理想的なポジションは
ショルダーストラップの取付位置(付け根)が肩甲骨の中間に来るのが理想的です(図4参照)。
それにより、肩の周囲に沿ってパッドが密着します。

5.  調節可能なチェストストラップ
正しい背面の長さを見つけたら、高さ調整が可能なチェストストラップを固定して閉じます。
締めすぎると呼吸を妨げることがありますが、このストラップによりショルダーハーネスを固定でき、腕の血流を妨げる事を緩和します。ほとんどのドイターパックパックには標準で装備されています。

6.  フィット感を向上させるスタビライザーストラップ
ヒップベルトのスタビライザ-ストラップ(容量の大きなタイプにのみ付いています)
荷重をコントロールするときは締め、動きやすくするためには緩めます。
次に、
ショルダースタビライザーストラップ(ショルダーハーネスの根元に付属するスタビライザ-)を調整します(およそ容量30L以上のモデルのみ)
緩めると通気性が向上し、より多くの重量がウェストベルトにかかるため、平坦な道や下り坂に適した状態になります。強く締めると、荷重をコントロールしやすくなり、より多くの重量がショルダーストラップに伝わるため、荒れた地形や登り坂に適した状態になります。
長期間の行程では、すべてのストラップを定期的に緩めたり締めたりして、重さのかかり方を変えるようにしてください。バランスよく行うことで均一な負担を生み、トータルでの疲れ方が異なってきます。

ショルダースタビライザ-ストラップの機能を十分に引き出すには、ストラップが水平に対して30°~45°の間の角度になっている必要があります。
ドイターの大型トレッキングバックパックは、モデルにより、パックの上側または下側のバックルを選ぶことで、この角度を調整できます。

容量の小さいパックの場合、このストラップには違う役割があります。これらを使用すると、背面の長さを微調整できます。スタビライザ-とショルダーストラップを緩めたり締めたりして、パックの背面位置を正しく合わせます。

ストラップ付け根位置が高すぎる場合は、バックレングスが長くなりすぎます。
首に近すぎる位置に乗るため、ショルダーパッドが脇に下がり、首や腕に擦り傷ができることがあります。さらにパックが後に傾きがちになります。
これはショルダーストラップをいくら調整しても解決しません。正しい背面長にすることだけが解決法となります。

位置が低すぎる場合、バックレングス(背面長)が足りません。
さらに、ショルダーパッドが肩甲骨に乗らず、肩から簡単に滑り落ちます。

ADJUSTABLE BACK LENGTH - THE INDIVIDUAL BACK - VARI QUICK SYSTEM
背面長の合わせ方 / ドイターバリクイックシステム


荷物が重くなるほどバックパックの機能性が問われ、いかに動きを妨げず、なおかつ快適に背負えるかということが重要になってきます。

適切に調整を行っていないと、せっかくの背面システムの効力が発揮されずに終わってしまいます。
以下の順に従ってバリクイックシステムを調節してみてください。

1. 正しい背面長を見つけてください。

2. マジックテープ部を外します。

3. ストラップ部を適切な位置に差し込み、4段分取ったら締めて閉じます。


特に10kg以上になるような重たい荷物を運ぶ際や、長距離を行く時などは、適切な背面長の長さが非常に重要になってきます。
したがって35ℓ以上のバックパックにバリクイックシステムを装備することが意味をなしてくるのですが、ただし、この背面長を調節できるシステムが装備されると、その分の追加重量が出てきます。


軽量化重視のバックパックについてはバリクイックシステムは付いていませんが、スタンダードモデルの他に、SLシリーズ(スリムで背面長が短め)やELシリーズ(背面長が長め)などがあります。

パッキングリスト

ドイターのパッキングリスト